題名




子の立場で気づく ★イトキチ★
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    一年以上前のことです。


    再登校して半年がすぎ、少しホッとしたのかもしれません。

    それまで考えまいとしてきた気持ちが大きくなってしまいました。

    自分の感情は後回し!と、必死で振り払っていた気持ち。

     

    それは

    「コンプリメントをかけてほしかった」

    ということ。

     

    とても複雑でした。自分でいうのもおかしいのですが、私は「いい子」でした。

    いい年をして、いまさらどうこう言うなんて本当に恰好悪い。

    年老いた親に文句なんか言いたくない、こんな態度なんか取りたくないと思うのに、どうすることも出来ませんでした。

    まるで、遅れてきた反抗期のようでした。

     

    「あんなことを言われてとても傷ついた。」「とても悲しかった。」「私はお母さんの理解者でいたかったから、ああ言っただけだった」etc.

     

    我慢しても責める言葉があふれてしまいました。

     

    「お母さん、ごめんなさい。私、お母さんを傷つけたくて言ってるんじゃないの。責めたくて言ってるんじゃないの。ただ、辛かったって聞いてほしいだけなの。」

     

    言いながら気づいたのです。

    「ただ、ただ、わかって欲しい」

    それだけだということに。

     

    言い訳を聞きたいわけじゃない、意見を言われたいわけじゃない。

     

    「そう思っていたんだね」と認めて欲しい。

     

    ああ、子どもたちもそうなんだ。

    と、そのとき子どもに共感することができました。

     

     

    私は子どものあれやこれやネガティブな言葉を聞くと、「なんとかしなくちゃ」と思ってしまう傾向がありました。

    コンプリメントによる子育てと出会ってからは、同調しないように気をつけていましたが、子どものマイナスエネルギーたっぷりの言葉には振り回されないようにするだけで精一杯。

    余計なひとことを言わないだけで精一杯。

    「大変だね」も、ただ言うだけで精一杯でした。

     

    それが、子どもの立場になって、「ただ聞いてほしい、ただわかって欲しい」という気持ちを理解することができたのです。

     

    そして、母と子の関係においては、いつまでもずっと、母であり子であるということにも。

     

    それからは、「大変だね」の言葉に心をこめられるようになった気がします。

     

      

    さて、それからまた時が流れ今、母との関係は私たちの親子史上(?)で一番良い状態だと思います。

     

    母もまたコンプリメントをかけてもらうことなく大人になっただけ。その母である祖母も曾祖母もコンプリメントによる子育てを知らなかっただけのこと。

     

    私がコンプリメントによる子育てをしていることも、母やその母の子育てを否定したということではなく、

    「上手くいくことは続け、上手くいかないことは工夫」したのだと、今は思っています。

     

    母やその母、さらにその母と、たくさんのお母さんたちのおかげで私は生を受けた。

    子どもたちと出会え、コンプリメントの子育てと出会えた。

    そのことに感謝し、日々幸せを感じています。

     

     

    ☆イトキチのプロフィール☆

    大1・高2・中3の三兄弟の母。

    2017〜2018全員が不登校になる。

    主な症状は長男:対人不安、次男:起立性調節障害(体位性頻脈症候群)および過敏性腸症候群、三男:頻尿、血圧低下

    2018.10〜コンプリメントトレーニング(三男対象120日)

    全員が安定登校して一年以上になりました。

     

     

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    | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 06:36 | comments(0) | - |

    8月の親の会のお知らせ
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      8月親の会のお知らせです。
      引き続きオンラインで開催いたします。

      8月16日(日)14時〜16時
      ZOOMを利用しますので、出席の方はお知らせください。
      後ほどIDとパスワードを送ります。

      お申込みは、らくらく連絡網、東京親の会へメール→compliment.tokyo@gmail.com

      で受付いたしております。全国どちらからでも参加可能です。


      親の会はアクティブラーニング、やってみないともったいないということで、お子さんの良いところを、存分にお話しいただきたいと思います。
      お子さんのリソースを皆で喜び合いましょう。

      事情のある方は、もちろん考慮しますのでお申込みの際にお知らせください。

      なお、次回以降の変更点をお知らせしておきます。
      9月からはオンライン親の会への参加についても会費をお願いする予定です。
      また、お申し込みは「全国親の会オンライン2020」の際に使用しましたpeatixに統一いたします。
      管理が大変になっており、お手数ですがご協力をお願いいたします。

       

       

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      | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | 親の会から | 06:21 | comments(0) | - |

      web親の会の感想 (7/12分) その1
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        各地でコロナ禍中、学校が再開されています。大学はオンライン授業が秋も続くところもチラホラでてきたようです。

        夏休みは各地で春の遅れを取り戻すために2週間程度という話も聞いています。

        学校生活の中で大切な、課外活動や文化的な行事は中止、子供たちの取り巻く環境は決して良い状態では、ありません。

        けれども私たちは、社会で生きていかなかければならない。

        多感な時期のこの経験は、ピンチの様でチャンスなのだと思います。

        大切な時期に自分自身と向き合い考える事が、子供達が大人になった時、最大の力になる

        親である、私たち自身も経験したことのない事の連続で毎日が大変です。

        時にはイライラだってするし、疲れてなんにも考えたくない日もあると思います。

        人間だもの、欲もあるし、お腹も空きます。でも、私たちにはコンプリメントの子育てがあります。

        全国に同じ空の下で頑張る仲間がいます。

        対面の会はもう少し先になるかもしれませんが、オンライン親の会はずっと続きます。

        是非親の会にいらっしゃってください。お待ちしています。

         

        7月のオンライン親の会にご参加の方々から感想をいただいています。

        ご紹介させていただきます。

        (注:感想の中にあります質問等の表現につきましては、コンプリメントトレーニング内容に関するものではございません。トレーニングに関しましては、森田先生へお問い合わせをお願いしています。)

         


         

        ・皆さんの話を聞いていて一番印象に残った事は、子供が苦手だったりできない事の中からもリソースを見つける。ということでした。 私はまだトレーニング日数もそれ程なく、目に見える子供の良い所を探してコンプリメントする日々です。

        そうか、苦手な事からもリソースって見つけられるんだと感心しました。また、他の方が話されていた中に、登校できたことが子供自身にも自信となり好循環になるといったお話がありました。私の娘も同じような経験があり、これを好循環と捉えていいんだと私自身の自信にもなりました。 あとはコンプリメントし続けること。皆さん口をそろえて、子供の様子が少しおかしいなと思ったらドンと構えてコンプリメントする、コンプリメントがあるから大丈夫だとおっしゃっていました。すごく心にストンと落ちてきました。 私もそうしていきたいと思いました。

        初めて参加しましたが、皆さんのお話を聞くと一人じゃないんだと励みになるし、今自分が子供に接していることに自信を持つ事もできました。 会を開いて下さり、本当にありがとうございます。 次回は私も話してみたいと思っています。

         

        ・再トレーニングを卒業して1年が経ちましたが、私がコンプリメントでの子育てを続けられているのは親の会があるおかげだと思っています。子どもが3回も不登校になり苦しかったとき、不登校が長期になり、コンプリメントトレーニングは自分には合わないんだと諦めようとした時、いつもいつも親の会でリソース探しをしたり、色々な方とお話をすることでやる気をもらい、乗り越えることができてきました。今、息子は高校生活を楽しんでいます。喉元過ぎれば熱さ忘れるにならないよう、これからも親の会に参加してコンプリメントでの子育てを続けていきたいと思います。不規則な仕事をしていますので、このようなオンライン親の会は本当にありがたいです。いつもありがとうございます!

         

        ・二回目の参加です 初回からどんな質問にも経験を通してお話ししてくださり、凄くわかり易くまた心強いです。 運営の方の言葉がけは心温まるものがあり、人の話なのにもらい泣きしてしまう場面があり、みんな頑張ってるんだなーと励ましをもらいました。 トレーニングを通して私も成長していきたいです。次回親の会も楽しみにしています。 近ければ対面も参加したいくらい、楽しい時間を過ごす事が出来ました。 本当にこのような時間を過ごせる事に感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございました。

         

        ・皆さんのお話を聴けてたくさん気づきをもらいとても刺激を受けました。視聴のみでも親の会への出席が出来るのでとても参加しやすいです。少し懐疑的だった主人も一緒に話が聴け安心したようでした。グループワークから、困った事からリソースを見つけるという考え方がとても参考になりました。また皆さんのリソース発表が(あるあるなので)とても参考になりました。 まだ資料は届いておりませんが、前回オンラインで親の会に参加し、トレーニング申込みにふみきれましたので今後しっかり勉強していきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。

         

        ・トレーニングをはじめて20日目での参加です。裏返しのコンプリメントでなにか困っていることをとの事で「急に予定を嫌だと言ってきたりすること」と、「兄弟げんか」のことを質問しました。みなさんの意見や話してみることで、そこには本当は問題はないのだと気づきました。私の思い通りにならないから、聞きたくないとの思いが、困っていることと思ってただけだったのだと。もう少し見守ることを意識してみようと思いました。 明るい皆さんの壮絶な過去の話は、私ももっと頑張れると力になります。今回もありがとうございました。

         

        ・今、子供が動き出していて、毎日摩擦で大変な時期なので、たくさん質問させて頂きました。皆様の豊かな経験を伺え、また勇気が出ました。 視聴のみの方達も、これまで社会的に辛い経験されて自分の話をするのに躊躇いがあるのだと想像しますが、絶対何か持ち帰っていると思います。孤独な不登校の親のオアシス、命の水場です。いつもありがとうございます。

         

        ・こんにちは。 昨日は有意義な会に参加させていただき、ありがとうございました。 もうコンプリメント歴は長いのですが、やはり調子がよくなると手抜きになってしまいがちなので親の会は大変ありがたいです。 今回は一つのグループの人数が少なく発言機会が多くありました。 こんなにたくさんリソースを用意していなかったなあと焦りましたが、人数が少ない分同じグループの方の状況が頭に入りやすくよかったと思います。 娘は中一で、初めての定期テストで私が手出し口出しをしすぎてしまい自信の水を減らしてしまっていましたが、コンプリメントシャワーで立ち直りつつあります。 親の会は、私のコンプリメントに対するモチベーションをあげてくれるありがたい機会です。 毎回準備されている、運営の方々には本当に感謝しております。 これからもよろしくお願いいたします。

         

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        | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | 親の会レポート | 07:16 | comments(0) | - |

        直そうとしないで、わかろうとする★珈琲タイム★
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           学生のころ、渡辺裕子さんというカウンセラーの講演会で聞いた言葉です。

          「直そうとしないで、わかろうとする。」

          渡辺さんは、強迫神経症を患った過去があり、医師から不治と告げられていましたが、カウンセリングを受けて寛解し、その後カウンセラーとなって、講演活動もしていらっしゃる方でした。

           

           相手との信頼関係を築くために大切なことだ、と。すごく胸に響いて、これまで仕事で出会う人々に対する時も、理解し難い相手と関わる時も、何度も心の中で繰り返してきた言葉です。

           

           私は以前、地域高齢者の相談業務に従事していました。虐待や、搾取、認知症の高齢者・家族との関わりの中で、なぜそう考えるの?何故そんなことをするの?と、理解に苦しむ出来事はたくさんあり、その都度この言葉を思い出して、冷静に、相談者や虐待者の思いに寄り添えるよう心がけてきました。相手を善悪で評価したり、自分の正義を振りかざすと敵対してしまい、必要な支援さえも拒まれてしまうことがあるからです。

           

           仕事で関わる相手にはわりと冷静に対応できた私ですが、実家の両親には、なぜか優しい言葉をかけることが難しく、イライラすることがよくありました。

           自分の中に嫌な部分があると、相手の中にそれを見つけた時に強く反応してしまうということも、心理学を学んで知っていました。知っていても、実家の親との会話は、わざわざカチンとくるようなことを言われるので、すぐ喧嘩腰になってしまうのです。おそらく、お互いに「親ならこれぐらいの事は理解しているべきだ」とか、「娘にはこれくらいのこと言っても大丈夫」という甘えや期待があるからではないかと思っています。

           

           そして、距離の取り方は、相手が自分の子供でもやはり難しいところがありました。思い通りに、すぐ動いてくれないと、苛立つのです。(「すぐやる子に育てる」みたいな教育雑誌も読んでました)「あなたの将来を心配してるから言ってるのに、なんでわからないの?」こう腹を立てていたのは、心のどこかで子供は自分で操作できる分身のように勘違いしていた上に、子供の評価が自分の評価につながると思い込んでいたからではないかと、今となっては思うのです。

           

           そもそも、子供の心のコップに自信の水がなくなるまで気づかなかったのはなぜか。理由は単純で、観察していなかったからです。

           子供が不登校になった時に、目の前が真っ暗闇に感じたことも明日は行くからと言っておきながら、また今日も休むのか、と絶望感や怒りがこみ上げてきたことも。心配してたのは、実は自分の立場や評価、自分の気持ちばかり。

           

           「子供には子供の人格があって、私の思い通りに動いてくれるわけがない。」と理解していたなら、冷静でいられたと思うのです。

           そして、子供は期待に応えて自分を幸せにしてくれる存在、と言う期待もあったと思います。

           とにかく子供と自分の距離が近すぎて、幼い我が子に理想像の期待を押し付け、「親を幸せにする使命感」という、とてつもない重荷まで背負わせていたのでした。

           

           そりゃ動けなくなるよね。

           重すぎる女だったね、ごめんよ息子たち。

           

           幼いうちは、お母さんが大好きなので、親に期待されたように振る舞おうと頑張ってくれます。それでも、自分のやりたいこと・持っているものと、親が「子供はこうあるべき」と望むものが違っていた時、そこに表現しがたいモヤモヤが生まれ、何年もかけてモヤモヤが育ち、自我の目覚めとともに爆発するのが思春期なのかな、と思います。うちの子はその表現の仕方が「不登校」という形に現れました。日本の教育制度の中に根強くある「他の人と同じように。」という圧力や、学歴至上主義で他人と比較される小さな鳥かごみたいな価値観の中にいてモヤモヤしている子供も大人も、たくさんいるのではないでしょうか。だって、イライラしている人、多いですもん。

           

           「親が子供を操作したり、自分好みに矯正しようとする」そんな親子関係は、いつか破綻します。それは恋人同士や友達でも、上司や部下でも、先生と生徒でも。相手を直そうとすることはつまり、「あなたには直すべきダメな部分がある」とメッセージを送り、なんとかしようとするわけですから、相手に反発されるか、嫌がって逃げられるか、逃げることもできない相手の場合は、自分ってダメなんだ…と思わせ、自信を奪ってしまいます。そのままのあなたを受け入れるよ、と大きな心で包んでもらえたら、人は安心できると思うのです。

           

           コンプリメントのはじめにすることは、黙って観察です。

           この子は今、何を思い何を必要としているのか、どんな時に喜び、どんなことが好きで、どんな時に悲しむのか。その中で、その子の持つ力を見つけて行きます。

           まだ不登校の渦中だった頃、親の会で先輩ママさんが「コンプリメントをはじめてから、この子って、本当はこういう子だったんだ〜って、発見しました!」とおっしゃっているのを聞いて、うちの子の本当の姿って、どんな姿なんだろうと思い、その言動が良いとか悪いとか評価せず、子供の持っている本来の姿を探そうとしました。その習慣の定着までに時間はかかりました。つい欲を出して余計な口出しをして反発され、「もう学校には行かない」と何度も言われました。たくさん後悔し、たくさん涙を流しました。でも、自らコンプリメントを身につけようと決意したからこそ、「うまくいったことは続ける、うまくいかなかったら創意工夫」と涙を拭いて、何度も壁を乗り越えられたのでした。そして乗り越えるたびに親子の対話が増え、子供の笑顔が増え、親子の信頼が深まる実感とともに多少のことには動じなくなり、自信の水が自分の中に入るのを感じました。

           

           「直そうとしないで、わかろうとする。」は、一番近い身内にこそ必要なことだったのです。

           親が子供を1人の人として尊重し、助けを求められた時に手を差し伸べられるくらいの距離を置き、子供の気持ちに寄り添っていたら、子供の心はモヤモヤした霧が徐々に晴れ、本来の姿が現れて、ようやく健康で順当な成長を始めるのでしょう。自分の意思で動くことも、人の役に立つことも、今はできていなくても段々とできるようになっていくのだと思います。世の中がどんな場所だとしても、心に自信の水があれば、力強く飛び込んでいけると思うのです。

           

           この記事を書きながら、私も長年の、いろんなモヤモヤを持ってるなー、と気づきました。私がこのモヤモヤを吹き払い、本来の姿で成長できたら、子供はその背中を見て、もっとすくすく成長するかも。と思っています。

           

           親の会には、子育てのモヤモヤを吹き飛ばす力があります。共感して心を通わせ、お互いの成長をリアルに見ることができる、幸せな集まりです。

           世界一幸せな笑顔で、一緒に成長しましょうね!

           

           

          ★珈琲タイム★

          現在中3、中1の2人の息子が、小6、小4の2月から順番に不登校となり、その年の5月からコンプリメントトレーニング開始、

          同月から親の会にも参加。

          別室・五月雨を経て長男は約半年、次男は約1年で朝から登校。

          上へ下へとおおきく波打ちながら、右肩上がりに成長中!

           

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          | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 06:33 | comments(0) | - |

          【全国親の会 オンライン2020】感想リレー【4】
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            愛知親の会のとこです。

             

            コンプリメントで子育てする全国親の会オンライン2020、無事に終わりました。

             

            今回のイベントで初めてzoomを利用しました。

            私は地方の山奥に住んでいますから、オンラインで自宅から森田先生の講演会に参加できるのは、本当にありがたかったです。

            森田先生のご講演は、実際に会場に足を運んで聴く時とほとんど変わらずに集中して聴くことができました。先生のお話を聴き、「言葉」で作る信頼関係の大切さを学びました。

             

            私の息子は高3になりました。

            中2の時の不登校でコンプリメントトレーニングに出会って、4年目に入りました。

            トレーニング終了後、だんだん遅刻登校が多くなると、登校への親の欲が出てきました。

            親の欲がたんまりこもっている「登校への声かけ」だったと思います。遅刻が続く度に私がおろおろしていました。なんとか高3に進級しました。

             

            最近、ようやく、私も分かりました。

            不登校が治るには、子供が自分の意志で登校すること。愛願愛語の声かけ。親の欲がたくさんのコンプリメントでは自信の水にならない。どんと構える。見守る。

            先生のブログに繰り返し出てくる言葉。何回も何回も読んだ言葉。ようやく、実感として分かりました。3年間コンプリメントしてきた「つもり」でしたが。

            自分のコンプリメントをステップアップする時が来たのかもしれません。

            基本に戻りつつ、創意工夫して、コンプリメントを続けたいと思います。

             

            今、お辛い中にいらっしゃる皆さん。

            今がどんな状態でも、コンプリメントを続けていけば、大丈夫。

            お子さんを信じてコンプリメントをしていけば、お子さんが自分の意志で動きます。

            たくさんの先輩のコンプリメント母さんの笑顔が、それを証明しています。

            是非、親の会にもご参加下さい。はじめは勇気がいるかもしれません。

            でも、その一歩から、未来が変わります。

             

            とこ

            愛知親の会所属

            全日制公立高校3年の長男、中1次男、小5の長女。

            長男中2の時に不登校になり、コンプリメントトレーニングを受ける。

            2週間後より相談室登校。

            中3新学期より教室登校。

             

             

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            | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | コンプリメントで子育てする全国親の会 オンライン2020 | 06:32 | comments(0) | - |

            執着を手放す ★駒草★
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              身体症状が出始めてからの息子はやりたいことがあっても、実際に行動を起こすまでにかなり時間が必要でした。

               

              髪を切りたくても実際に切りに行くのは数か月後だったり、お風呂に入りたくても気力・体力がなくてなかなか入れなかったり…。

               

              しかし、最近の息子は髪が少しでも伸びると「髪を切りたい!」と月1回くらいのペースでカットに行くし、小まめにシャワーを浴びています。

               

              朝起きたらシャワー、寝る前も必ずお風呂に入り、学校から帰宅したらシャワーに直行しています。

              歯磨きも必ずしているし、肌のケアも大切にするようになりました。

               

              やっと、やりたいことを直ぐに行動する力と気力・体力が戻ってきたようです。

               

              不登校の頃は、お風呂も歯磨きも極度に嫌がり、今まで当たり前に出来ていたことが一切出来なくなりました。

               

              私は、そんな息子がどうしても受け入れられず…。

              今考えてみても何でそこまで嫌だったのか分からないけれど、とにかくお風呂や歯磨きは毎日かかさずやらなければならないと思い込み、何が何でもやらさなければ気が済みませんでした。

               

              あの頃の私は、いつも何かに追われているような感覚で常に恐怖でいっぱいでした。

               

              多分、今まで出来て当たり前だったことが一つずつ出来なくなっていく恐怖に囚われていたんだと思います。

               

              そして、息子の残り少ない自信の水まで根こそぎ奪ってしまいました。

               

              息子に共感する前に、「躾」という名目で、「親の欲」や「支配欲」を一方的に押し付け続けていたんだと思います。

               

              トレーニングを開始してからも、親の欲フィルターがかかって、親の勘が働かず、(親の勘って何?状態…)どんな行動が正解なのかサッパリ分かりませんでした。

               

              お風呂に入らないのが、気持ち悪い・汚い・理解できない、何が何でもお風呂に入って欲しいって思考から抜け出すのに時間がかかり、息子がお風呂に入らないのではなく、入りたくても入れないのだと気付くまでに時間がかかりました。

               

              トレーニングは素直に取り組みましたが、失敗の連続で息子には迷惑ばかりかけていたと思います。

               

              上手くいかなければやり方を変えて、たくさん失敗もして、失敗から学んで、諦めないで挑戦して、たまーに上手くいくこともあって…の繰り返し。

               

              私の思考のクセは、辛い時や苦しい時、問題にばかり目を向けて、極端に周辺視野が狭く、自分の考えに固執してしまうようで、一番苦しんでいる息子にキチンと目を向けることができていませんでした。

               

              そんなこともトレーニングをしなければ気付けませんでした。

               

              息子の体調が悪ければ原因究明しようと病院探しを一生懸命したり、痛みを取り除く方法を徹底的に探したり、良からぬ未来を具体的に想像して不安になったり、登校報告を読むたびに自分だけトレーニング通りに出来ていないと不安になったり落ちこんだり、安定登校させることばかりに気をとられたり…。

               

              一番近くに答えを持っている息子がいるのに、答えを外に探していました。

               

              息子を良く観察していれば分かることなのに、たくさんの情報を息子は発信してくれていたのに受け取ることができていませんでした。

               

              まるで、ラジオの周波数が合ってないみたいに…。

              ラジオって周波数を合わせなければ聴くことができないですよね。

               

              コンプリメントを日々実践することで、なんとか息子の周波数に合わせることができるようになって、やっと息子の発信していることが受け取れるようになりました。

               

              再登校した後も学校から帰宅するだけで疲れ果ててお風呂に入れない状態は長いこと続きました。

              お風呂に入ると体調が悪くなってしまうのもお風呂を嫌がる原因の1つでした。

               

              汗っかきでアトピー肌の息子は、お風呂に入れないことで皮膚トラブルをいつも抱えていて、いつも体を痒がって辛そうでした。

               

              自信の水が溜まった息子は、寝る前には必ず歯磨きをしたがるし、疲れて寝落ちしても朝方には必ず起きて歯磨きをしています。

               

              小まめにお風呂に入れるようになった息子の様子を見ていると、お風呂に入れなかった期間はとても辛かっただろうなと思います。

               

              コンプリメントの子育てで、私はひとつひとつ執着を手放していきました。

               

              「〜しなければならない」

              「〜すべき」

               

              これらの思い込みをひとつひとつ手放していく作業は簡単ではありませんでしたが、手放して空いた手で自分だけの新しい子育て方法を掴んでいったように思います。

               

              どうしたらお風呂に入るのか

              どうしたら歯を磨くのか

              どうしたら朝起きるのか

              どうしたら学校に行くのか

              どうしたら…

               

              こんな風に親の私がいちいち悩んでヤキモキする必要も、親の私が先回りをして答えを出す必要もないんですね。

               

              答えは全て息子が持っていました。

               

              私にできることは、息子を良く観察してコンプリメント。

              問題をアレコレ悩んで複雑にしていただけで、解決方法はとってもシンプルでした。

               

               

              ★駒草 プロフィール★

              2018年3月トレーニング150日で終了

              2019年12月再トレ30日で終了

              高校1年 男子

              中学1年生の夏休み明けから不登校

              10月からトレーニング開始

              12月別室登校、2月から教室登校

              一進一退しながらも逞しく成長中

               コンプリメントによる子育てを楽しんでいます。

               

               

              JUGEMテーマ:不登校

               

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              | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 07:49 | comments(0) | - |
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              *途中参加・途中退室でも大丈夫です。ご都合に合わせてご参加ください。
              形式:新宿区内公共施設
              参加費:300円(当日集金、施設使用料に当てさせていただきます)
              内容:自己紹介と経過報告、子どものリソース発表、困ったことからのリソース探し
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              〇日程が決まりましたら掲載します
              自己紹介、経過報告、リソース発表
              ご参加、お問い合わせ→九州&沖縄合同zoom親の会へ連絡

              ☆大阪親の会より☆
              2024年3月23日(土)12:30〜15:30
              場所:JR新大阪駅近くの公共施設
              内容:経過報告、リソース発表等
              会費:500円程度(会場費を参加人数で割ります)
              申込:お名前、お子さんの学年を下記のアドレスまでご連絡ください。
              詳細→『大阪親の会ブログ』
              参加・お問い合わせ→大阪親の会へ連絡

              ☆静岡親の会より☆
              今後の予定は決まりましたらお知らせいたします。
              ご参加・お問い合わせ<"mailto:compliment.shizuoka@gmail.com">静岡親の会へ連絡

              ☆各地のzoom親の会開催☆
              〇群馬親の会(オンライン)
              2024年3月2日(土)9時30分〜2時間ほど
              内容:簡単な自己紹介・自分の良かったこと、お子さんのリソース発表、情報交換等
              群馬親の会参加ご希望・お問い合わせは→群馬親の会へ連絡

              〇四国(オンライン)親の会
              日程が決まりましたらお知らせします
              内容:簡単な自己紹介・自分の良かったこと、お子さんのリソース発表、情報交換等
              参加ご希望等は→東京親の会へ連絡
              〇新潟親の会
              開催予定が決まりましたらお知らせいたします
              内容:自己紹介・近況報告、リソース発表等
              ご希望・お問い合わせは→新潟親の会へ連絡
              + 森田直樹氏 コンプリメントトレーニング研修会(2018/10/21 八重洲ブックセンター)
              + 書籍紹介



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