子供が小学生になる時、私は心に決めていたことがありました。
どんな先生にあたっても、子供の前では決して先生の批判はしない。
モンスターペアレンツにはなるまい。
どのような先生であろうと、先生のことは尊敬し、敬う態度と言葉使いをする子供であってほしい。
子供同士のトラブルがあったとしても、まずは自分の子供の非を認める親でありたい。
先生から言われたことは素直に受け取り、自分の子供の評価には謙虚でありたい。
そんな風に思っていました。
今は違います。
先生も人の子、いろいろな人がいます。
先生の対応が間違っていたら、遠慮せず言いたいことを伝える。
自分の子供を守ってやれるのは母親である私しかいない。
180度の変わりようです。
これは、不登校だった長男が教えてくれたことです(不登校のきっかけとなった担任との関係については機会があったら書きます)。
そして、それは子供を全面的に信じていないとできないことです。
子供を信じること…次男が中3の時の私達夫婦の苦い経験を紹介します。
中3だった次男のネイティブの英語の先生。副担任。
息子達3人でイングリッシュキャンプの参加について異議を唱えて先生に申し出た時のことです。
子供達の要求を諌めることができず、なんとその先生が、
「F〇〇k y◯u! F〇〇k y◯u !〇ね!!」
と捨て台詞を残して教室を出て行ったというのです(この時点でマスコミネタにもなりそうな内容ですよね)。
翌日の保護者と学校側との話し合いでは、当事者の先生から謝罪はあったものの、そうなったいきさつは、次男が先生に対して高圧的な態度をしたからというものでした。
そして、次男がしたという態度を、私たち保護者の前でやって見せたのです。
私も主人も先生の言うことを信じてしまったのです。
次男ならやりかねない。
「先生に対してそのような態度はありえません。本当に申し訳ありませんでした。帰宅したらよく言い聞かせます。」
あろうことか、そのように謝罪して帰宅したのです。
帰宅後、次男に報告。先生に対してそのような態度をしてはいけないと伝えました。
次男は、???といった顔で、「俺、そんな態度だったかなあ」
元々、言い訳をしない性格。
まあ、男子なんてそんなものですよね。
しばらくして、息子の同級生からLineが来ました。
友達:お前、大変なことになってるぞ。あんなことしてないよな。
息子:う、うん。どゆこと?
そのやり取りを聞いて…
ガーン。もしかして、あんな態度はとってないのでは…?
息子:先生にそんなことする訳ないじゃん。先生だよ、先生。
すぐに担任に電話しました。
担任「〇〇君はオレ様的な態度ですよ。」
私「えっ、先生に対してもそのような態度ですか?」
担任「私たちにはそのようなことはないですね…。」
ごめーん、〇〇。
てっきり、先生にもそんな態度だったのかと思ったよ。
本当にごめん。
明日、学校行ってもう一度はなしてくる。
今度、先生とはなしをするときは、オレらも同席させてほしい。
そして、子供達を交えてはなしをしました。その席上、「オレはそんなことはしていません。悔しい…」と言って涙を流した息子に心から親の愚かさを詫びました。
確かに次男は、同級生や後輩に対してはオレ様キャラだと思います。そんな彼を先入観でレッテル張りをしていた先生方。
決して優等生ではないけれど、オレ様キャラではあるけれど…部活のキャプテンとして後輩からも同級生からも慕われている息子を心から信じることにしました。信じることにしたと言うより、リスペクトにも近い気持ちになりました。
先生や学校の言いなりではなく、稚拙ではあるものの自分の意見を申し出ることのできる息子を誇りにも思った出来事です。
それからは、息子のことを全身全霊信じています。
まぁ、やんちゃで超遊び人の次男の行動に、大丈夫かなぁ…と時々ブレそうになりますけどね。
とことん信じることにします。
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☆shokako☆プロフィール
長男が中3の6月に不登校。
2014.8月〜11月コンプリメントトレーニング(中3)。
トレーニング37日目に再登校。その後中学は一日も休まず登校し卒業。
全日制高校に進学するも、2年に進級すると同時に通信制へ転籍し卒業。
2016.7月〜11月再トレーニング(高2)。
現在、大学1年、親元を離れひとり暮らし。