JUGEMテーマ:不登校
ある日のこと。
その日は夕食後に長女と一緒にすることがあったのですが、夕食の最中に次女が「ご飯食べ終わったら前髪切って」と言ってきました。
食後、長女に「ちょっと待っててね。すぐ終わるから。1分。」と伝えて私と次女が洗面所に向かうと、長女もついて来ました。
準備が整い「どれぐらい切る?」と次女の顔を鏡越しに見たら……
えっ!?
鏡の上のほうに長女の姿が写っているではないですか!
なんと長女は、椅子の上に立って鏡の中の私たちを凝視していました(@_@)
以下、鏡越しのやりとりです。
(長女の部分は、早口でまくしたてるように勢いよく読むと、より臨場感が出ると思います。)
次女》 眉毛が見えるくらいにしようかなぁ。これくらいかなぁ?
長女》 眉上にするならもっとバッサリ!中途半端はダメ、やるならバッサリ!
次女》 え〜。
長女》 中途半端な長さはね〜(…持論をペラペラと喋り出す…)
次女》 そこまで短すぎるのはヤダァ(ー ー;) これくらいにする。
長女》 もっと短いほうがいいっ!短くしな! …あ、1分たったよ、1分!
母》 あら。1分って早いね〜。
長女》ほら、早くっ!
母》 まぁまぁ。もうちょっと待ってよ。3分ね(^^)
長女》 1分って言ったのにぃ〜。
母》 (バランス見ながら少しずつ切り始める)
長女》 そんなチョビチョビ切らないで!もっと潔く切る!バサッと!ほらっ!止めないでそのまま切る!
母》 なんだか焦らせるね〜。
長女》 もっと上から!あ〜⤵そこじゃなくてぇ…。もっと上!そうそう!いいねぇ!OK OK!はいっ、終わった?
次女》 もぉ〜うるさっ(^_^;)
母》ほんとにねぇ(^o^) 過干渉だ(^^)!(仕上げに、すきバサミに持ちかえる)
長女》 えっ、まだやるの?あ、3分過ぎた!最初1分って言ったのに、3分だってもう過ぎたぁ。
母》 あらぁ本当だ〜。あと少し待ってね(^^)
長女》 もぉ〜早くぅ〜早くして〜
次女》 もうこれでいい(^^)
長女》 よしっ!おしまい!はいっ!片付けて!(…と片付けまで見届けて洗面所から出ていったと思ったら、すかさず振り向いて)
長女》 ◯◯(←次女の名)!電気っ!電気消して!電気つけっ放し!
母》 (長女の賑やかな過干渉がおもしろくて大笑いしながら)過干渉な姉だなぁ(^^)何なんだ、この過干渉は(^^) 過干渉すぎて笑えるんだけど(^^)(^^)!
次女》 ほんっっとにうるさかった(^^)
長女》 だって、早くしてほしかったんだも〜ん(^^)
最後は3人で大爆笑(^O^)(^O^)(^O^)
私が要所要所で笑ってたので「笑い」というプラス感情の積み重ねになって、最後は3人で大爆笑ができて楽しく終わったのだと思いますが、
俗に言う過干渉への感情は、「うるさい・ウザい・放っといて」と言ったところでしょうから、マイナス感情の積み重ねとなって、その感情の行き着くところは、相手への反発心でしょうね。
おそらく、好意的な感情も感謝する気持ちも生まれてこない…ですよね。
今回の長女からの過干渉。
一挙手一投足を凝視されて、いちいち口出しされることの煩わしさは十分すぎるくらいに味わえました。
そして、長女からの過干渉で気づいたこと。
・凝視され続けることによる「無言の圧力」
・口出しされることによる「集中力の散漫」
・急かされることによる「満足度・完成度への影響」
・納得いくまでやり遂げようとする「意欲の低下」
・自分なりのイメージを描く「思考力の低下」
・自発的、能動的に取り組んでるはずなのに「受動的な感覚」
う〜ん…いいことは何ひとつない(-_-;)
逆に、過干渉されずに一連の行為を済ましたとしたら…
集中して取り組むこと、丁寧に仕上げること、納得いくまでやり続けること、イメージに近づけようと努力すること、人のために行動すること、最後までやり遂げること…等々、コンプリメントどころ満載になりますね!
過干渉。
子どもの伸びようとしている色々な芽を、親が踏みつぶして育ちを悪くしてしまう行為。
子どものやる気スイッチを親がわざわざOFFにする行為。
我が子からの過干渉で、私はそのように感じました。
娘よ、貴重な体験をさせてくれてありがとう!
☆R母 プロフィール☆
息子は中1の三学期に不登校。
コンプリメントトレーニング開始から33日目の新学期に再登校。
再登校後の一進一退を経てから安定登校となり、今では高校生活を満喫中。
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