JUGEMテーマ:不登校
息子は生まれつき筋肉質で、特に太ももには小さい頃から運動をしなくても立派な筋肉が付いていました。ただ、そのせいか足の骨の成長が阻害され気味で、上半身の成長に比べて下半身の成長が遅れ気味でした(要は足が短めって事です(^^;)
以前は私が気にしていて「柔軟をやると筋肉が柔らかくなっていいらしいよ」とかなんとか余計な事を言っておりました。もちろん本人は大して気にしていなかったので柔軟なんかしませんでした。
そんな息子がコンプリメントで再登校し、部活に入部してしばらくした頃。顧問の先生から「◯◯(息子の名前)は重心が低いから凄くスイングが安定していて打撃がいい。持って生まれた才能ですよ!練習して得られるものではないですからね。」と褒めていただいたのです。
長くはない足に(笑)そんな利点があるのか。「重心が低い」とはなんて素晴らしい言い換え!と、私も嬉しくなってそれを本人に伝えると「そうなのかなぁ」と息子は照れたような笑顔を見せてくれました。
(今思うと顧問の先生はコンプリメント上手でした。部内の全ての子どもたちの良いところを見つけ、お母さんたちにまで話してくれていました。素晴らしい先生です。だから息子は部活が好きだったのですね。)
それから数年の月日が流れ、先日学校でサッカーのキーパーをやってきたという息子。
「オレ、足が短いから股下が無いんだよね。ホラ見て、こうやってやるとキーパーで股抜け絶対されないんだよ!」と、嬉しそうに股下を閉じるジェスチャーをしながら報告してくれたのです。
あーあ、この子の足が短かったら可哀想だなんてバカみたいな心配をしていたなぁ、親が欠点だと思っている事が欠点とは限らない、見方を変えればそれは本人が誇れる長所になるんだと、とても大事な事を息子から教わりました。あの時先生からかけてもらった言葉は時間をかけて息子の心の中で熟成し、自信へと変わっていたのです。
私たちが子供にかけている一つ一つの言葉、それは確実に子供たちの身体の中に染み込んでいく。すぐには見えてこなくても、良い言葉は必ず子供の力になる。そう思うと良い言葉を一つでも多くかけてあげたくなりますよね(*^^*)
心配性、引っ込み思案、人見知り…親が欠点だと思ってしまいがちな事も実はひっくり返して考えてみれば全て子供の素敵なリソースです。親の会では毎回ひっくり返すワークもしています。他のお子さんの欠点だと、どんどんひっくり返してリソースを見つけられるから不思議です。「目からウロコが落ちました」などとあちこちから笑いの聞こえる楽しいワークで私も大好きです。
是非ご参加くださいね。
東京親の会アドレス(参加のお申し込み、お問い合わせはこちらにどうぞ。全国の親の会のご紹介もいたします。)
☆ひなた☆ プロフィール
息子は高校2年生。
中学1年生の5月から五月雨登校→完全不登校に。
その年の9月からトレーニングを始め、約60日で再登校を果たしたものの、
一進一退、一進十退も紆余曲折も多々ありました(中学3年間辛かったです…)。
その後もコンプリメントを続け、高校受験を経て毎日元気に登校中。
ブログランキングに参加しています。
一人でも多くの悩める親子に届きますよう、ポチッとお願いします。