はじめの一歩〜世界一幸せな笑顔〜★珈琲タイム★
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     前回、「直そうとしないでわかろうとする」の中で、コンプリメントのはじめにすることは黙って観察、と書きました。観察は子供に対してすることで、親が自分に対して行うはじめの一歩は、「世界一幸せなお母さんの笑顔」だな、と思って、この記事を書きはじめました。

     

     子供達が塾に行かなくなった時のことです。長男は、以前の記事で書いた通り、5年生の冬に塾を辞め、しばらく学校も休んでいたのですが、その時期、次男が同じ塾に入ったばかりでした。

     

     兄の勧めで塾に行き始めた次男は、兄が辞めた塾に行く意味がわからなくなっていました。そして、塾の中にいる怖い先生の噂を聞いて、塾を怖がるようになりました。遅刻したらみんなの前で嫌味を言われることも、とても嫌がっていて、行き渋っていたのに、私は何度か無理矢理連れていったことがあります。

     

     いやがって教室に入れない次男を、廊下で私が必死で説得していたときに、長男の担当をしたことのある先生が「どうしたの」と様子を見にきてくださって、次男の顔を見て、「無理しない方がよいですね」と、帰宅を促してくださいました。

     

    その夜、先生から電話をいただきました。

     

     「長男さんの個人面談でお会いした時と、今日のお母さんは別人のようで、同じ人だと思わず、きちんと挨拶もせず失礼しました。

     お子さんのことも心配ですが、お母さんがすごくお疲れのようで、大丈夫かと心配になったので無理なさらないでくださいね。

    とねぎらうお電話でした。

     

     いったい私は、どんなに疲れた姿だったのでしょう。(想像するのが恐ろしい。)

     

     

     それからほどなくその塾はやめ、約1年後には兄弟ともに登校できなくなり、私はコンプリメントトレーニングを受けることになるのですが、その時の私の顔は、おそらく塾の先生が心配してくださった時よりもっとすごい顔だったと思います。

     森田先生は、「世界一幸せなお母さんの笑顔でコンプリメント」「愛顔愛語」と教えてくださいました。

     

     子供が登校できなくなった頃、私は顔にも態度にも失望が満ちていて、そんな自分の姿が見えなくなっていました。でも、自分を笑顔にしようと思ったら、笑顔ってこんな顔だよな、と、視線が自分に向いて、表情筋を動かすことになります。誰かお手本になる笑顔の素敵な人を思い浮かべたりもします。(笑顔のお手本が、ニコリーナ東京のメンバーの面々だったわけです)

     

     そのように、少し客観的に自分を見つめることが 最初に必要なことなのかな、と思います。

     

     自分の小学生のころ、怖い顔の先生の前では萎縮して、普段できることもできなくなりました。次男が塾を怖がったのは、実は先生だけではなく、私がかもし出す空気が怖くていろいろなことに敏感になっていたのかもしれません。

     母親が穏やかな顔でいるだけで、子供は安心して、持てる力を発揮できるのだと思います。

     

     親が絶望したような顔をしていたら、子供はこの世の中が絶望的な場所と思うかもしれません。不安でいっぱいの顔なら、不安に思うのかもしれません。幸せな顔をしていたら、きっと幸せを感じてくれるのでしょう。幼い頃は、親の生き様は、子どもの世界の大きな面積を占めているのだと思うのです。

     

     まずは自分の顔の筋肉を動かしてみる。世界一幸せなお母さんの笑顔になれるよう、鏡の前に立ってみる。それが子供が自ら動き出すための、ひとしずくのエネルギーになってくれると思います。うまくコンプリメントの言葉をかけることができない時でも、愛顔愛語の持つ癒しパワーは子供を暖かく照らす太陽になるはずです。

     

     そして、自分の顔の筋肉を動かす力があることがわかったら「笑顔になる力があるね」と、ぜひ自分にコンプリメントしてあげてくださいね。自分にも自信の水が入ります。

     

     人がコントロールできるのは自分自身だけ。子供が動き始めるその日がいつになるかは、わかりません。私は、子供とは仲良しだと思っていたので、結構早く(2〜3週間くらいで)トレーニングを終えることができそうかな、と軽〜く見積もっていました。それが大誤算でした!

    トレーニング60日が近づいてきた頃にはすごく焦り出し、ブログの登校報告を読むのがつらくなり、自分の何が悪いんだろう?とあれこれ思い悩むことも増えました。そしてまた笑顔を忘れがちになりました。

     

     そんな時にふと、「人が自転車が乗れるようになるためにかかる日数は、神様が決めている」という話をラジオか何かで聞いたことを思い出し、60日を越えた時に、「人と比べて悩んでも、早く動き出すことはない」と悟った(開き直った?)私は「神様が決めたその日」まで、ただコンプリメントを頑張ろう、と心に決めました。それでも、時々揺れ動いてよく泣いていましたけれど(笑)「もう嫌だ、無理〜!」そしてため息、号泣…落ち着いたら、「…頑張ろう、今日は失敗して怒らせちゃったけど、つぎ頑張ろう」と思い直す。世界一幸せな笑顔を意識する。何度も何度も、その繰り返しで今日まで来ています。

     

     今、子供のことで不安いっぱいの方もいると思います。子供がおうちにいる時間が長くなったことは、親子の信頼関係の土台を築くため、天から与えられた時間だった、と振り返ることが きっとできるようになります。今日の笑顔は未来の先取りです。

     子供たちは、親を信頼したくて今、おうちにいるのです。

     応援しています。一緒に頑張らせてください。

     

    ★珈琲タイム★

    現在中3、中1の2人の息子が、小6・小4の2月から順番に不登校となり、その年の5月からコンプリメントトレーニング開始。

    同月から親の会にも参加。

    別室・五月雨を経て長男は約半年、次男は約1年で朝から登校。

    上へ下へとおおきく波打ちながら、右肩上がりに成長中!

     

     

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    | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 07:29 | comments(0) | - |

    私の心を管理しているのは私自身 ★駒草★
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      先日、ふと息子が教室登校をした頃のことを思い出しました。 踏切の前でずっと固まって動けずに、何本も電車が通過しても、一歩を踏み出すことができず、何十分もその場でジッとしている息子の姿です。

       

      私は、息子にバレないように隠れて、祈るような気持ちで息子をずっと見守っていました。

       

      息子はどうやっても登校する勇気がないと家に戻ってきて、トイレに何十分も籠もり腹痛に苦しみ、真っ青な顔でベッドに倒れ込み眠りました。

       

      それから、もう一度気持ちを立て直し、登校をしていました。

       

      何度チャレンジしても、踏切を渡れずに欠席をすることもあったし、踏切を渡れずに逃走することもありました。

       

      それでも、毎日、チャレンジを諦めることはありませんでした。

       

      息子が再登校をして教室登校を始めるようになると、「不登校のくせに何で学校きてんの?」とクラスメイトに心ない言葉をよく投げかけられていました。

       

      2年生になってクラス替えをしても、息子が自己紹介をする前に「こいつ、不登校だったんだぜ」ってクラス中にばらす生徒がいたり、「不登校のくせに」「ずる休み」などの言葉もたくさん言われました。

       

      息子は、お守りのように本を胸ポケットにしまい登校し、すべての声をシャットダウンするかのように集中して本を読み続けてその場を耐えていました。

      「僕には本しか友達がいなんだ」ってその頃はよく言っていました。

       

      しばらくして、息子に興味を持つ子が現れてお友達ができたり、執拗にイジメを繰り返してきた子から息子を守ってくれる子が現れて、次第に学校の中で居場所ができました。

       

      それでも、なかなか体調は改善せずに、鉛のような身体を引きずって登校し、毎日のように保健室で1時間だけ寝かせてもらっていました。

       

      過眠の症状がなかなか改善されず、帰宅すると倒れ込むように朝まで眠り続けることもよくありました。

       

      息子の場合、常にどこかしら体調が悪く痛みを感じない日はなかったそうです。

       

      毎日登校するだけで精一杯の息子をみていて、私は私の感情の責任を息子に背負わせたくないなって思いました。

       

      既に鉛のような重たい荷物をたくさん持っているのに、親の荷物まで息子に持たせるわけにはいかないなって…。

       

      もう、そんな親には絶対にならないって前進しようともがき苦しむ息子を見て、心に強く誓いました。

       

      私の感情は私のもの。

      私が私の感情をコントロールする。

       

      息子の一進一退にいちいち悲しんだり、落ちこんだり、望ましくない息子の言動や目の前のことにいちいち反応しないって決めました。

       

      私の精神を一定に保つために、息子への愛と感謝で満たされている状態をキープし続けるために、コンプリメントによる子育てを追求しています。

       

      私は息子に 「感情も思考も自分でコントロールができるし、人は変われるんだ!」って伝えられるように、私が率先して苦手なことにもチャレンジするし、「出来ない」って言わないで、どうやったら出来るのか方法を考えるようにしたり、いつもニコニコ笑顔で楽しく生活することを心がけています。

       

      「行動することで思考は変わる」

       

      私は息子に背中で伝えていきたい。 行動することで伝えたい。

       

      まずは、私から変わる!

       

      踏切の前でじっと動けずにいた息子はどんな思いだったんだろう…。

      どれほどの力を振り絞って、その場に立っていたんだろう。

       

       

      私もコンプリメントをしていたからこそ、息子を信じ切ることができて、その様子を見守れていたんだろうな…。

       

      踏切の前で動けない息子を思い出した時、今の私達の姿をその頃の自分や息子に見せたらどう思うかな?ってイメージしてみました。

       

      今の息子はきっと、過去の踏切を渡れない息子に笑顔で「大丈夫だよ」って声をかけて手を引いて踏切を渡ってあげるだろうなって思いました。

       

      私も過去の私に「大丈夫だよ。上手くいくよ」って声をかけて抱きしめてあげると思います。

       

      そんなイメージをしながら、息子は本当に良く頑張ったなって、過去の息子をたくさんコンプリメントしました。

       

      ★駒草 プロフィール★

      2018年3月トレーニング150日で終了

      2019年12月再トレ30日で終了

      高校1年 男子

      中学1年生の夏休み明けから不登校

      10月からトレーニング開始

      12月別室登校、2月から教室登校

      一進一退しながらも逞しく成長中

       コンプリメントによる子育てを楽しんでいます。

       

       

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      | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 07:05 | comments(0) | - |

      コンプリメントと親の会★いちご★
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        コンプリメントで子育てをはじめてから2年目の夏に前回のブログに書いたように、子どもは再度の不登校となりました。

         

        通信制高校に転校して8ヶ月が過ぎた頃で、灯火が消えるように行けなくなりました。

        環境を変えただけでは、変わらないと言われた先生の言葉が頭をグルグルとかけめぐりました。

         

        焦った私は、まずは登校刺激、電子機器を禁止するなど、トレーニングの内容を思い出しコンプリメントの基本に戻る気持ちで声をかけましたが、肝心な親子の信頼関係が切れていることに気づかず、声をかけたことで、大きな溝ができてしまいました。

         

        それからの2ヶ月は毎日、娘との信頼関係を取り戻すため、再トレしながら、コンプリメントを続けました。

         

        60日になる手前で、少し話すようになり、家事の手伝いなどもしてくれるようになりましたが、動きが大きく変化しているように見えませんでした。

         

        あと一週間で夏休みが終わるのに、外に出ることもなく、食事をしてからは、急に不安定になることがあり、見ている自分は心配と不安で、苦しくなってしまいました。

        不安で押しつぶされそうな日、ちょうど親の会がある事を思い出し、飛び入りで参加しました。

         

        みなさんのリソースを聞いてみるだけで良いからと、気分転換のつもりで行きましたが、結局、苦しい気持ちを聞いていただくことになりました。

         

        その時に伺った話しの中に厳しさや自己決定、待つことのバランスが大事だと感じる体験をいくつも聞きました。

        コンプリメントをかけることは、愛情を伝えることだと思いますが、一方で、自分のおかれている状況を伝えて自己決定させる、そのためには、事実を伝えて待つ、このバランスが大事だと感じました。

         

        一晩考えた私は翌日、娘に事実を伝えて待つことにしました。

        事実と言うのは、学校に行くことを促すのではなく、今の状況だと、次はどうなるか?をたんたんと伝えて、次にどうしたいか?を聞いて考える時間をもたせるようにしました。

         

        翌々日の夜に娘が話しはじめた時は、かなりびっくりしました。

        活動のスイッチが入りはじめたんです。

        大学に行きたい、学部や学科を調べて、自分なりの未来を話しはじめたんです。

        朝方、学校に連絡し、午後に先生と面談し、その後の見通しをつけるため、話しをしにいきました。

         

        この後に続く道のりも決して平坦ではありませんでしたが、点と点で考えず、線で考えるという、先生の話しの通り必ず先に進むために必要な過程だったと思っています。

         

        今回お伝えしたいのは、自分の中で立ち止まって、行き詰まった時は、親の会にきて、いろいろ話しをしたり、聞いたりすると、自分を客観的にみることができて、何か感じて帰ることができるということです。

         

        乗り越える過程は人それぞれ、十人十色であること。

         

        基本は森田先生のコンプリメントがあるからですが、もう片方で個々に必要なことを感じるには、親の会を活用し、自分なりに考えることが大事だと思いました。

         

        私はあの日から親の会の存在の大きさや意味をさらに感じることになりました。

         

        行き詰まった時、悩んだ時、何かヒントを探しに参加してみませんか?(^-^)

         

        プロフィール〜いちご〜

         

        2017.4 (高2) 始業式から学校に行けず、完全不登校

        2017.5後半  学校に戻る

        2017.8    入り直した部活の合宿を最後に夏休み中の登校から再度の完全不登校に

        2017.9〜10 トレーニング後、心身ともに復活し、希望により在籍高校を辞める

        2017.11   都立高校から全日型の通信制高校に転籍

        2018.6(高3) 後半に再々不登校に

        2018.7〜8  再トレーニング(高3)

        2018.9    再登校し、その後も一進一退のまま年を越す

        2019.3    自己決定を大事に過ごし大学受験、高校卒業

        2019.11より 進学後は順調に過ごしてきたが、体調不良が続く。年明けの授業は出席出来なかったものの、試験をなんとか受   け進級

        2020.4           大学2年 笑顔で生活しています。

         

         

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        | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 06:40 | comments(0) | - |

        子の立場で気づく ★イトキチ★
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          一年以上前のことです。


          再登校して半年がすぎ、少しホッとしたのかもしれません。

          それまで考えまいとしてきた気持ちが大きくなってしまいました。

          自分の感情は後回し!と、必死で振り払っていた気持ち。

           

          それは

          「コンプリメントをかけてほしかった」

          ということ。

           

          とても複雑でした。自分でいうのもおかしいのですが、私は「いい子」でした。

          いい年をして、いまさらどうこう言うなんて本当に恰好悪い。

          年老いた親に文句なんか言いたくない、こんな態度なんか取りたくないと思うのに、どうすることも出来ませんでした。

          まるで、遅れてきた反抗期のようでした。

           

          「あんなことを言われてとても傷ついた。」「とても悲しかった。」「私はお母さんの理解者でいたかったから、ああ言っただけだった」etc.

           

          我慢しても責める言葉があふれてしまいました。

           

          「お母さん、ごめんなさい。私、お母さんを傷つけたくて言ってるんじゃないの。責めたくて言ってるんじゃないの。ただ、辛かったって聞いてほしいだけなの。」

           

          言いながら気づいたのです。

          「ただ、ただ、わかって欲しい」

          それだけだということに。

           

          言い訳を聞きたいわけじゃない、意見を言われたいわけじゃない。

           

          「そう思っていたんだね」と認めて欲しい。

           

          ああ、子どもたちもそうなんだ。

          と、そのとき子どもに共感することができました。

           

           

          私は子どものあれやこれやネガティブな言葉を聞くと、「なんとかしなくちゃ」と思ってしまう傾向がありました。

          コンプリメントによる子育てと出会ってからは、同調しないように気をつけていましたが、子どものマイナスエネルギーたっぷりの言葉には振り回されないようにするだけで精一杯。

          余計なひとことを言わないだけで精一杯。

          「大変だね」も、ただ言うだけで精一杯でした。

           

          それが、子どもの立場になって、「ただ聞いてほしい、ただわかって欲しい」という気持ちを理解することができたのです。

           

          そして、母と子の関係においては、いつまでもずっと、母であり子であるということにも。

           

          それからは、「大変だね」の言葉に心をこめられるようになった気がします。

           

            

          さて、それからまた時が流れ今、母との関係は私たちの親子史上(?)で一番良い状態だと思います。

           

          母もまたコンプリメントをかけてもらうことなく大人になっただけ。その母である祖母も曾祖母もコンプリメントによる子育てを知らなかっただけのこと。

           

          私がコンプリメントによる子育てをしていることも、母やその母の子育てを否定したということではなく、

          「上手くいくことは続け、上手くいかないことは工夫」したのだと、今は思っています。

           

          母やその母、さらにその母と、たくさんのお母さんたちのおかげで私は生を受けた。

          子どもたちと出会え、コンプリメントの子育てと出会えた。

          そのことに感謝し、日々幸せを感じています。

           

           

          ☆イトキチのプロフィール☆

          大1・高2・中3の三兄弟の母。

          2017〜2018全員が不登校になる。

          主な症状は長男:対人不安、次男:起立性調節障害(体位性頻脈症候群)および過敏性腸症候群、三男:頻尿、血圧低下

          2018.10〜コンプリメントトレーニング(三男対象120日)

          全員が安定登校して一年以上になりました。

           

           

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          | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 06:36 | comments(0) | - |

          直そうとしないで、わかろうとする★珈琲タイム★
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             学生のころ、渡辺裕子さんというカウンセラーの講演会で聞いた言葉です。

            「直そうとしないで、わかろうとする。」

            渡辺さんは、強迫神経症を患った過去があり、医師から不治と告げられていましたが、カウンセリングを受けて寛解し、その後カウンセラーとなって、講演活動もしていらっしゃる方でした。

             

             相手との信頼関係を築くために大切なことだ、と。すごく胸に響いて、これまで仕事で出会う人々に対する時も、理解し難い相手と関わる時も、何度も心の中で繰り返してきた言葉です。

             

             私は以前、地域高齢者の相談業務に従事していました。虐待や、搾取、認知症の高齢者・家族との関わりの中で、なぜそう考えるの?何故そんなことをするの?と、理解に苦しむ出来事はたくさんあり、その都度この言葉を思い出して、冷静に、相談者や虐待者の思いに寄り添えるよう心がけてきました。相手を善悪で評価したり、自分の正義を振りかざすと敵対してしまい、必要な支援さえも拒まれてしまうことがあるからです。

             

             仕事で関わる相手にはわりと冷静に対応できた私ですが、実家の両親には、なぜか優しい言葉をかけることが難しく、イライラすることがよくありました。

             自分の中に嫌な部分があると、相手の中にそれを見つけた時に強く反応してしまうということも、心理学を学んで知っていました。知っていても、実家の親との会話は、わざわざカチンとくるようなことを言われるので、すぐ喧嘩腰になってしまうのです。おそらく、お互いに「親ならこれぐらいの事は理解しているべきだ」とか、「娘にはこれくらいのこと言っても大丈夫」という甘えや期待があるからではないかと思っています。

             

             そして、距離の取り方は、相手が自分の子供でもやはり難しいところがありました。思い通りに、すぐ動いてくれないと、苛立つのです。(「すぐやる子に育てる」みたいな教育雑誌も読んでました)「あなたの将来を心配してるから言ってるのに、なんでわからないの?」こう腹を立てていたのは、心のどこかで子供は自分で操作できる分身のように勘違いしていた上に、子供の評価が自分の評価につながると思い込んでいたからではないかと、今となっては思うのです。

             

             そもそも、子供の心のコップに自信の水がなくなるまで気づかなかったのはなぜか。理由は単純で、観察していなかったからです。

             子供が不登校になった時に、目の前が真っ暗闇に感じたことも明日は行くからと言っておきながら、また今日も休むのか、と絶望感や怒りがこみ上げてきたことも。心配してたのは、実は自分の立場や評価、自分の気持ちばかり。

             

             「子供には子供の人格があって、私の思い通りに動いてくれるわけがない。」と理解していたなら、冷静でいられたと思うのです。

             そして、子供は期待に応えて自分を幸せにしてくれる存在、と言う期待もあったと思います。

             とにかく子供と自分の距離が近すぎて、幼い我が子に理想像の期待を押し付け、「親を幸せにする使命感」という、とてつもない重荷まで背負わせていたのでした。

             

             そりゃ動けなくなるよね。

             重すぎる女だったね、ごめんよ息子たち。

             

             幼いうちは、お母さんが大好きなので、親に期待されたように振る舞おうと頑張ってくれます。それでも、自分のやりたいこと・持っているものと、親が「子供はこうあるべき」と望むものが違っていた時、そこに表現しがたいモヤモヤが生まれ、何年もかけてモヤモヤが育ち、自我の目覚めとともに爆発するのが思春期なのかな、と思います。うちの子はその表現の仕方が「不登校」という形に現れました。日本の教育制度の中に根強くある「他の人と同じように。」という圧力や、学歴至上主義で他人と比較される小さな鳥かごみたいな価値観の中にいてモヤモヤしている子供も大人も、たくさんいるのではないでしょうか。だって、イライラしている人、多いですもん。

             

             「親が子供を操作したり、自分好みに矯正しようとする」そんな親子関係は、いつか破綻します。それは恋人同士や友達でも、上司や部下でも、先生と生徒でも。相手を直そうとすることはつまり、「あなたには直すべきダメな部分がある」とメッセージを送り、なんとかしようとするわけですから、相手に反発されるか、嫌がって逃げられるか、逃げることもできない相手の場合は、自分ってダメなんだ…と思わせ、自信を奪ってしまいます。そのままのあなたを受け入れるよ、と大きな心で包んでもらえたら、人は安心できると思うのです。

             

             コンプリメントのはじめにすることは、黙って観察です。

             この子は今、何を思い何を必要としているのか、どんな時に喜び、どんなことが好きで、どんな時に悲しむのか。その中で、その子の持つ力を見つけて行きます。

             まだ不登校の渦中だった頃、親の会で先輩ママさんが「コンプリメントをはじめてから、この子って、本当はこういう子だったんだ〜って、発見しました!」とおっしゃっているのを聞いて、うちの子の本当の姿って、どんな姿なんだろうと思い、その言動が良いとか悪いとか評価せず、子供の持っている本来の姿を探そうとしました。その習慣の定着までに時間はかかりました。つい欲を出して余計な口出しをして反発され、「もう学校には行かない」と何度も言われました。たくさん後悔し、たくさん涙を流しました。でも、自らコンプリメントを身につけようと決意したからこそ、「うまくいったことは続ける、うまくいかなかったら創意工夫」と涙を拭いて、何度も壁を乗り越えられたのでした。そして乗り越えるたびに親子の対話が増え、子供の笑顔が増え、親子の信頼が深まる実感とともに多少のことには動じなくなり、自信の水が自分の中に入るのを感じました。

             

             「直そうとしないで、わかろうとする。」は、一番近い身内にこそ必要なことだったのです。

             親が子供を1人の人として尊重し、助けを求められた時に手を差し伸べられるくらいの距離を置き、子供の気持ちに寄り添っていたら、子供の心はモヤモヤした霧が徐々に晴れ、本来の姿が現れて、ようやく健康で順当な成長を始めるのでしょう。自分の意思で動くことも、人の役に立つことも、今はできていなくても段々とできるようになっていくのだと思います。世の中がどんな場所だとしても、心に自信の水があれば、力強く飛び込んでいけると思うのです。

             

             この記事を書きながら、私も長年の、いろんなモヤモヤを持ってるなー、と気づきました。私がこのモヤモヤを吹き払い、本来の姿で成長できたら、子供はその背中を見て、もっとすくすく成長するかも。と思っています。

             

             親の会には、子育てのモヤモヤを吹き飛ばす力があります。共感して心を通わせ、お互いの成長をリアルに見ることができる、幸せな集まりです。

             世界一幸せな笑顔で、一緒に成長しましょうね!

             

             

            ★珈琲タイム★

            現在中3、中1の2人の息子が、小6、小4の2月から順番に不登校となり、その年の5月からコンプリメントトレーニング開始、

            同月から親の会にも参加。

            別室・五月雨を経て長男は約半年、次男は約1年で朝から登校。

            上へ下へとおおきく波打ちながら、右肩上がりに成長中!

             

            JUGEMテーマ:不登校

             

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            | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 06:33 | comments(0) | - |

            執着を手放す ★駒草★
            0

              身体症状が出始めてからの息子はやりたいことがあっても、実際に行動を起こすまでにかなり時間が必要でした。

               

              髪を切りたくても実際に切りに行くのは数か月後だったり、お風呂に入りたくても気力・体力がなくてなかなか入れなかったり…。

               

              しかし、最近の息子は髪が少しでも伸びると「髪を切りたい!」と月1回くらいのペースでカットに行くし、小まめにシャワーを浴びています。

               

              朝起きたらシャワー、寝る前も必ずお風呂に入り、学校から帰宅したらシャワーに直行しています。

              歯磨きも必ずしているし、肌のケアも大切にするようになりました。

               

              やっと、やりたいことを直ぐに行動する力と気力・体力が戻ってきたようです。

               

              不登校の頃は、お風呂も歯磨きも極度に嫌がり、今まで当たり前に出来ていたことが一切出来なくなりました。

               

              私は、そんな息子がどうしても受け入れられず…。

              今考えてみても何でそこまで嫌だったのか分からないけれど、とにかくお風呂や歯磨きは毎日かかさずやらなければならないと思い込み、何が何でもやらさなければ気が済みませんでした。

               

              あの頃の私は、いつも何かに追われているような感覚で常に恐怖でいっぱいでした。

               

              多分、今まで出来て当たり前だったことが一つずつ出来なくなっていく恐怖に囚われていたんだと思います。

               

              そして、息子の残り少ない自信の水まで根こそぎ奪ってしまいました。

               

              息子に共感する前に、「躾」という名目で、「親の欲」や「支配欲」を一方的に押し付け続けていたんだと思います。

               

              トレーニングを開始してからも、親の欲フィルターがかかって、親の勘が働かず、(親の勘って何?状態…)どんな行動が正解なのかサッパリ分かりませんでした。

               

              お風呂に入らないのが、気持ち悪い・汚い・理解できない、何が何でもお風呂に入って欲しいって思考から抜け出すのに時間がかかり、息子がお風呂に入らないのではなく、入りたくても入れないのだと気付くまでに時間がかかりました。

               

              トレーニングは素直に取り組みましたが、失敗の連続で息子には迷惑ばかりかけていたと思います。

               

              上手くいかなければやり方を変えて、たくさん失敗もして、失敗から学んで、諦めないで挑戦して、たまーに上手くいくこともあって…の繰り返し。

               

              私の思考のクセは、辛い時や苦しい時、問題にばかり目を向けて、極端に周辺視野が狭く、自分の考えに固執してしまうようで、一番苦しんでいる息子にキチンと目を向けることができていませんでした。

               

              そんなこともトレーニングをしなければ気付けませんでした。

               

              息子の体調が悪ければ原因究明しようと病院探しを一生懸命したり、痛みを取り除く方法を徹底的に探したり、良からぬ未来を具体的に想像して不安になったり、登校報告を読むたびに自分だけトレーニング通りに出来ていないと不安になったり落ちこんだり、安定登校させることばかりに気をとられたり…。

               

              一番近くに答えを持っている息子がいるのに、答えを外に探していました。

               

              息子を良く観察していれば分かることなのに、たくさんの情報を息子は発信してくれていたのに受け取ることができていませんでした。

               

              まるで、ラジオの周波数が合ってないみたいに…。

              ラジオって周波数を合わせなければ聴くことができないですよね。

               

              コンプリメントを日々実践することで、なんとか息子の周波数に合わせることができるようになって、やっと息子の発信していることが受け取れるようになりました。

               

              再登校した後も学校から帰宅するだけで疲れ果ててお風呂に入れない状態は長いこと続きました。

              お風呂に入ると体調が悪くなってしまうのもお風呂を嫌がる原因の1つでした。

               

              汗っかきでアトピー肌の息子は、お風呂に入れないことで皮膚トラブルをいつも抱えていて、いつも体を痒がって辛そうでした。

               

              自信の水が溜まった息子は、寝る前には必ず歯磨きをしたがるし、疲れて寝落ちしても朝方には必ず起きて歯磨きをしています。

               

              小まめにお風呂に入れるようになった息子の様子を見ていると、お風呂に入れなかった期間はとても辛かっただろうなと思います。

               

              コンプリメントの子育てで、私はひとつひとつ執着を手放していきました。

               

              「〜しなければならない」

              「〜すべき」

               

              これらの思い込みをひとつひとつ手放していく作業は簡単ではありませんでしたが、手放して空いた手で自分だけの新しい子育て方法を掴んでいったように思います。

               

              どうしたらお風呂に入るのか

              どうしたら歯を磨くのか

              どうしたら朝起きるのか

              どうしたら学校に行くのか

              どうしたら…

               

              こんな風に親の私がいちいち悩んでヤキモキする必要も、親の私が先回りをして答えを出す必要もないんですね。

               

              答えは全て息子が持っていました。

               

              私にできることは、息子を良く観察してコンプリメント。

              問題をアレコレ悩んで複雑にしていただけで、解決方法はとってもシンプルでした。

               

               

              ★駒草 プロフィール★

              2018年3月トレーニング150日で終了

              2019年12月再トレ30日で終了

              高校1年 男子

              中学1年生の夏休み明けから不登校

              10月からトレーニング開始

              12月別室登校、2月から教室登校

              一進一退しながらも逞しく成長中

               コンプリメントによる子育てを楽しんでいます。

               

               

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              | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 07:49 | comments(0) | - |

              親の勘 ★いちご★
              0

                 

                森田先生の話によく出てくる”親の勘”という言葉がありますが、この勘を身につけるのは、私には容易なことではなかった(今でも)と思います。

                 

                “親の勘”を発揮するために大事な場面は、子どもからの試しの行為でした。

                 

                はじめてコンプリメントの子育てをし始め登校した時の娘は、話しをするようになり、家族に心を開くことで、次第に普通の生活を取り戻していくだけでした。

                 

                それが、一年後の再不登校の後の再トレの時期は、あらゆる試しがきました。

                 

                部屋に入って壁をドンドン叩く。

                ギャーと雄叫びをあげる。

                階段から落ちる振りをする。

                私の前に現れて、窓から降りると脅す。

                「死ぬ夢をみた」と泣く。

                 

                最初は何かにとりつかれたのか?精神が崩壊したのか?と何度も取り乱し、部屋に入っては更に状況が悪化する事態でした。

                 

                親の勘など全く効かない状態でした。

                 

                しかし、再トレをしているため、だんだんと考えるようになってきました。

                 

                「窓から飛び降りても二階だから、骨折くらい?」(それも痛いが、そもそもしないはず、笑)

                「ギャーと騒ぐが、私がいる日だけ?」(部屋に入るよう誘導してる、主人の前ではしない。)

                「死ぬ夢みたんだ、大変だ、大丈夫、大丈夫」(一応、不安を消すため登校した後に学校に登校確認はしてました、トホホ)

                 

                だんだんと、娘の行為に振り回されないようになっていました。

                 

                そうすると、ドンと構えるようになり(うーん、多分、そう見せかけるぐらいは出来るようになったが正解です。)娘も、私に試すことをしなくなり、自分の中で考え生活していくようになりました。

                 

                子どもは自分の不安をあらゆる形で訴えていただけ。

                娘はとにかく話しをしない時間が長く、辛いとか、苦しいとか言葉で訴えることが出来なかったようです。

                コンプリメントのおかげで、だんだんと、家族の中で会話する力がつき、自分の気持ちを言葉で表現することが出来るようになりました。高校生になってから、改めて小さい頃に戻り、成長の過程を経たのだと、今は感じています。

                 

                仕事で小学生を放課後に見守る中、「頭がいたいの」「熱があるかも」「お腹いたい」と訴えてきます。もちろん、本当に具合が悪い時もありますが、話しを聞いてるうちに早くお母さんに会いたいだけだときづきます。お母さんに心配してほしい、早く迎えにきてと考えるだけで、本当に熱が高くなって、頭もお腹も痛くなるんです。

                こんな時も勘が働くようになったのは、コンプリメント恐るべしです。

                なるべく、子ども達と話しをして、楽しかったこと、頑張っていたことを聞き共感してみます。すると、ケロッと遊びはじめたりします。「大丈夫、大丈夫」と言うのも忘れずに^_^

                 

                今は、試してきたら、キラーンと親の勘を発動させ、同調せず、共感することで、子どもの心の声を聞くようにしています。(まだまだ修行中ですが ^_^; )

                 

                ★いちご プロフィール★

                2017.4 (高2) 始業式から学校に行けず、完全不登校

                2017.5後半  学校に戻る

                2017.8    入り直した部活の合宿を最後に夏休み中の登校から再度の完全不登校に

                2017.9〜10 トレーニング後、心身ともに復活し、希望により在籍高校を辞める

                2017.11        都立高校から全日型の通信制高校に転籍

                2018.6(高3)    後半に再々不登校に

                2018.7〜8 再トレーニング

                2018.9  再登校し、その後も一進一退のまま年を越す

                2019.3  高校卒業、 大学進学

                2019.11より  体調不良が続く。年明けの授業は出席出来なかったものの、試験をなんとか受けて、単位取得。

                2020.4    大学2年に進級し、笑顔で過ごしています。

                 

                 

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                | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 06:38 | comments(0) | - |

                子供の感情が噴き出した日 ★珈琲タイム★
                0

                  長男が6年生の2月に不登校になり、中1の5月からコンプリメントトレーニングを受け始めたのですが、子供は私の様子が変わったのをいぶかしく感じていた様子で、私の外出中に部屋を探して私の読んでいる本や、しまっているノートなどを見ているようでした。

                   

                   トレーニング開始までは、多くの専門家の方々に言われた通り、気力が湧いてくるまでは、と思い、やりたいことをやらせていました。長男は、次男が登校したらすぐにゲームを始めるのが日課になり、(もともと90分制限でした)カラオケに行きたいとか、スカイツリーに昇りたいとか、色々希望するようになってきました。放課後になると、小学生の時からよく遊びに行っていた児童館に行き、ドッヂボールを楽しみました。次男が産まれてから我慢することがたくさんあったのだろうと考え、本人が希望したらその通りしていたのですが、トレーニング開始後はカリキュラムに沿って、昼間は学校タイム、外出は禁止としました。母親が急に「楽しい不登校をやめる宣言」をしたことには不満を感じていることが伝わってきました。

                  ゲームの時間を徐々に減らし、家族全員でテレビも見ないようにしました。

                  「俺知ってるよ。お母さんが読んでる本。お母さん嬉しい、とか、力があるねって言われても俺、学校には行かないから。そういうんじゃないから。」と長男に言われた時にも、落ち着いて微笑むことができました。学校タイムも、とりあえず机に向かって過ごし、体育の時間は縄跳びや階段昇降をし、音楽の時間は、私が課題曲を学校にもらいに行き、動画で聴きながら一緒に歌の練習をしました。そして、たくさんの話をしました。

                   

                   コンプリメントトレーニングでは、自己決定させる項目に苦労し、リソースはたくさん見つかるけれど、言うタイミングを逃してばかりで、悪戦苦闘の毎日でした。

                   

                  中学には保健室登校や別室の体勢がなかったのですが担任の先生と相談し、1日1時間、担任の空き時間に別室登校をするようになりました。トレーニングを始めて一月ほど経過した時でした。

                   

                   同時期に長男が、座っている私の膝に頭を乗せてきたり手を握ったり、私の顔をじーっと見つめたりすることが増えてきて、「本に載っていた通り、育ち直しをし始めた!」と感じました。

                   

                   別室では課題をこなしながら、担任以外の先生とも少しずつ話をしていたようです。話をするのも聞くのも上手な子で、先生とも話が弾んでいた様子でした。でも、1時間の登校も行ったり休んだり。別室に行っただけで、「学校に行ったからもっとゲームさせて〜」と要求してくることに若干の苛立ちを覚えるようになりました。これが、いわゆる「親の欲」という現象です。制服を着て出かける姿だけで涙ぐんでいた日からほんの数日で、親の欲はふつふつと湧き出てきました。

                   

                  トレーニング60日を前に、森田先生の指導のもと全日登校できるまでゲームを全面禁止としました。本人は、「えーっ‼」と言いながらも、仕方ないなー、と少しずつ登校に前向きになり、「期末テストは教室で受ける」と言い出し、実際に教室に行けたのです。

                   

                  トレーニングの資料や親の会で、何人もの方々から電子機器制限で大暴れしたお子さんの話を聞いていたのですが、うちの子は、それがなかったなぁと思っていた矢先、2日目のテストから帰ってきた長男は「何もかも制限しやがって!ゲームさせろ!!うゎー!!」と怒鳴り、二段ベットの梯子を振り回し威嚇して来たのです。穏やかで、優しい長男がそんな風に感情をむき出しにしてきたのと、暴れる場合は再登校する前に暴れるものだと思い込んでいたのとで、二重にびっくりしました。その時は距離を置いて見守ることにしました。落ち着いたら、おいしいものでも食べさせよう。そう思いながら。

                   

                   息子は、しばらく怒鳴って大泣きして、テスト3日目と、それ以降はしばらく欠席しました。

                   

                  長男は、幼い時からおりこうさんでした。

                  次男はよく迷子になるし、外食のレストラン選びでもこだわりが強く、入れる店が限られていましたが、長男はなんでも食べるし、迷子になった弟をさがしてくれました。長男の就学前、他の子が道端で泣き叫びながらお母さんに叱られたり、お店で奇声を上げ駄々をこねている様子を横目で見ながら、うちの子は駄々をこねないなぁ、大丈夫かなぁという漠然とした不安があったのですが、中1で、初めて息子は感情を大爆発させたのでした。

                   

                   今考えると、あの梯子を振り回した日の出来事は、膨れ上がった傷口から膿が噴き出たようなイメージです。ずっと心の中で、何かと戦って膿がたまっていたのでしょう。「もうお母さんには感情をぶつけても大丈夫」と、長男の心の奥底で信頼が芽生えた瞬間でもあったように思います。

                   

                   私の学生時代、カウンセリングの先生が「暴言を吐いたり怒鳴り散らしてくる相手の言葉は、『あんたを信頼したいんだよ!』と変換して受け止める」と教えてくれたことを思い出します。感情や本音が噴き出てくるのは「吐露(とろ)」と言い、ちゃんと吐露できたら一歩前進。カウンセラーがしっかり受容すると、クライエントは吐露でき、カタルシス(心の浄化)を得る…と。

                   

                   この子は親の前で「お母さんを信頼したいんだ!」と大泣きして、吐露する力がある。そのリソースは、本人には伝えられなかったけれど、感情が噴き出したあの日…親子の距離が、ぐっと縮んだ気がします。

                   

                  ★珈琲タイム★

                  ※現在中3・中1の2人の息子が、小6、小4の2月から順番に不登校となり、その年の5月から長男のコンプリメントトレーニング開始。

                  別室、五月雨を経て、長男は約半年、次男は約1年で、朝から登校。

                  上へ下へとおおきく波打ちながら、2人とも右肩上がりに成長中!

                   

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                  | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 07:07 | comments(0) | - |

                  笑顔 ★駒草★
                  0

                    「私は世界で一番幸せなお母さんです」

                     

                    と今は胸を張って言うことができます。

                     

                    一番最初に口に出した時は現実とかけ離れすぎていて、かなり違和感を感じました。

                     

                    子育ても上手にできない、息子はとても苦しんでいて辛そうで、何をやっても上手くいかない状態…。

                     

                    まったく面白くもない状態で普通に笑えるわけもないのに、世界で一番幸せなお母さんの笑顔なんて出来る訳がないじゃない…って思ってました。

                    だけど、ずっと息子の前では無理して笑っていました。

                     

                    トレーニングを始めて数日後、開始資料を読んだ母にこんな風に言われました。

                     

                    「自分の顔を鏡で見てみたら?世界で一番不幸ですって悲劇のヒロイン丸出しの顔してるのに、世界で一番幸せなお母さんの笑顔で笑っているつもりなの?そんな顔で笑われても子どもは良い迷惑だよ」

                     

                    言われた時はとてもショックだったけど、客観的に見ると私の顔ってそんな風に見えているんだって気付くことができました。

                     

                    それからしばらくして夫が、

                    「いつもニコニコ笑って明るいお母さんで良かったね」

                    って息子と話していたんです。

                    「お母さんは何も悩みがないからいつもバカみたいに笑ってるんだよ」

                    って息子が言い返していて…。

                     

                    それまで上手に笑えているのか自分では分からなかったけど、ちゃんと笑えているんだなってその時すごーく嬉しかったんです。

                     

                    ずっと、世界で一番幸せなお母さんの笑顔ってどんな笑顔だろうってトレーニング中に考えていました。

                     

                    「人はひとりで生まれ、ひとりで死んでいく」

                     

                    このお釈迦様の教えを知ってから、私は息子が生まれてから死ぬまで、どんなことがあっても乗り越えていける力と強さを身につけられるように、ずっと光を照らして見守ってあげられる存在になりたいなって、世界で一番幸せなお母さんの姿を具体的にイメージして、少しでも近付けるように日々行動しています。

                     

                    “笑顔”を大切にしていたおかげで、どんなに辛いときも、どんな問題も楽しみながら乗り越えられたのはとてもラッキーでした。

                     

                    最近、母から「表情がとても柔らかくなったね。とっても優しそうな顔になったよ」と言われました。

                     

                    コンプリメントによる子育てで、凸凹が□になって角がとれて○になるのは、子どもだけじゃなくて親も一緒なんですね。

                     

                    脳って嘘でも笑っていると、楽しいと錯覚して、幸せな気持ち、楽しい気持ちになるホルモンを分泌してくれるそうです。

                     

                    親の会に参加してみると、皆さんとっても明るくてニコニコ笑顔で輝いていて、世界で一番幸せなお母さんの笑顔で素敵だなっていつも思います。

                     

                    トレーニングを始めた当初、

                     

                    「まばたきをする力がある」

                     

                    「あなたの足音には力がある。あなたの足音はお母さんを幸せにする力があるね。」

                     

                    あの頃はとにかく一生懸命でしたし、先生から指示される言葉はセリフのように言われた通り、ただ言っていただけでした。

                     

                    不安や恐れ、恐怖などの感情に支配されて、漠然とした不安の中でもがき苦しみながら、ただ毎日必死で言葉の意味を考える余裕も、感じる余裕もありませんでした。

                     

                    コンプリメントによる子育てを実践して、子育てで感じる不安や恐れ、イライラ、ザワザワなどの感情を手放すことができてからは、息子のまばたきすら愛おしくて、足音を聞くだけで世界で一番幸せなお母さんだなって感じられるようになりました。

                     

                    トレーニングの最初の頃には全く分からなかったけど、やっとこの言葉の意味を知ることができて、日々幸せを味わうように感じられています。

                     

                    ずっと、おまじないの言葉のように言い続けていた「世界で一番幸せなお母さん」になれたのは息子のおかげです。

                     

                    人のせいにしたり、不平不満ばかり言って人と比べてばかりいた私を成長させてくれて、世界で一番幸せなお母さんに導いてくれた息子には日々感謝をしています。

                     

                    息子のおかげで、やっと私は私の人生を生きられるようになりました。

                     

                     


                    ★駒草 プロフィール★

                    2018年3月トレーニング150日で終了

                    2019年12月再トレ30日で終了

                    高校1年 男子

                    中学1年生の夏休み明けから不登校

                    10月からトレーニング開始

                    12月別室登校、2月から教室登校

                    一進一退しながらも逞しく成長中

                     コンプリメントによる子育てを楽しんでいます。

                     

                     

                    JUGEMテーマ:不登校

                     

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                    | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 07:09 | comments(0) | - |

                    迷う気持ち ★いちご★
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                      コンプリメントの子育てを知るまでの間、毎日、毎日、何か違うんだなあ〜と検索サイトで、自分にヒットするものを探していました。

                       

                      不登校になってすぐに学校からの紹介で思春期診療内科や学校カウンセラーにもお世話になり、あらゆる検査をして、原因を探していましたが、ふにおちませんでした。

                       

                      それが、コンプリメントの子育ての内容を読み、沢山の方のレビューを読んだ時に確信しました。

                       

                      コンプリメントの子育て実践後に再登校した時には、この気持ちは不動のものだと思いました。

                      周囲の方やお世話になった先生方にも、乗り越えた娘をみて、驚かれたので、自信をもって皆さんに、どう向き合ってきたかを伝えていました。

                       

                      それが再度、転校先にて不登校になり、その気持ちは揺れました。

                      気をつけていたはず、欲も出してないし、ずっと順調だったのにと頭をポコポコ叩きながら「何で〜」と。

                       

                      心配した友人から心理士を紹介してもらったり、別の診療内科にも話しを聞いてみました。

                       

                      自分の足元がグラグラしていました。

                       

                      ただ、不思議と他の話しをいくら聞いても頭の中で森田先生の言葉はずっと離れず、我にかえった時、再度、コンプリメントを学び直すことで、それに変わるものはないと改めて感じ、コンプリメントにであった最初の頃を思い出したのです。

                       

                      グラグラした気持ちでかけるコンプリメントは、コップを満たすまでに、すごく時間を要すると認識しました。

                      ちょっと不安になる事で、親の勘が鈍くなることも意識するようになりました。

                       

                      そこから高校卒業までの半年も決して順調ではなく、空振りだらけのコンプリメントでしたが、そんな中でも娘が自分の意思で動いているのがわかり、見守る日々でした。

                       

                      娘が不調になる時は自分自身の迷いの時だと感じます。

                      自分のかけた言葉に自信がもてず、これで良いのかと言葉に力がありません。

                       

                      不安な言葉を伝えてくれたら、「大丈夫だよ〜」って自信をもって伝える。

                       

                      リソースをみつけたら、「本当にすごいね、〜の力あるね」と笑顔で伝える

                       

                      娘や息子も自然に、「俺ってすごい」「私ってすごい」と笑って話すようになる。

                       

                      小さい頃から自己肯定感が恐ろしく低かった長男が就活の真っ只中で、苦戦する日々です。

                      成長してからは、かなり自分の気持ちを立て直す力がつき、ネガティヴになって不思議ない状況でも口から出てくるポジティブ発言に友人が、「お前のその根拠ない自信は何だ?本当にポジティブばかだな」と笑われたそうです。

                       

                      それでも、心が折れそうになる時に、部屋から出てきて、「こんな予定ではなかったのに」と本心のネガティヴな気持ちが出ます。

                       

                      私は迷わず、「就活は恋愛みたいなもので片思いが続いていても、いつか両思いの相手見つかるよ」と伝え、その横で不登校だった娘が、「お兄ちゃんは彼女はちゃんと出来たから大丈夫じゃない」と笑顔で話しています。

                      長男も「まあ〜そうだな」と笑顔でした。

                      実は自信をもつ根拠の形成に私は役に立っているのかな?

                      そして、かつては、大丈夫と声をかけても無反応だった娘が一緒に兄に「大丈夫」と言う姿をみて、微笑ましく幸せだと感じました。

                       

                      今は、迷った時こそコンプリメント

                      悩んだ時こそコンプリメントです。o(^o^)o

                       

                      プロフィール〜いちご〜

                       

                      2017.4 (高2)

                      始業式から学校に行けず、完全不登校

                      2017.5後半 

                      自力で学校に戻る

                      2017.8

                      入り直した部活の合宿を最後に夏休み中の登校から再度の完全不登校に

                      2017.9〜10

                      トレーニング後、心身ともに復活し、希望により在籍高校を辞める

                      2017.11

                      都立高校から全日型の通信制高校に転籍

                      2018.6(高3)後半

                      再々不登校に

                      2018.7〜8(高3)

                      再トレーニング

                      2018.9

                      再再登校し、その後も一進一退のまま年を越す

                      2019.3 

                      高校卒業、大学進学

                      2019.11より

                      体調不良が続く。年明けの授業は出席出来なかったものの、試験をなんとか受けて、単位取得。

                      2020.4    大学2年に進級

                      現在は、笑顔で我が道を進んでいます

                       

                       

                      JUGEMテーマ:不登校

                       

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                      | コンプリメントで子育てする東京親の会  ―ラ・ニコリーナ東京 ― | ラ・ニコリーナ通信 | 09:48 | comments(2) | - |
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                      〇2020年8月親の会
                      web親の会→8月16日(日)14時〜16時
                      web親の会は、全国各地どちらからでもご参加可能です。
                      ご参加、お問い合わせはらくらく連絡網からと
                      メールにて連絡→東京親の会へ連絡

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                      〇8月はお休みいたします。
                      〇9月対面学習会 9月15日(火)
                      詳しくは決まり次第更新いたします。
                      お問い合わせは→神奈川親の会へ連絡

                      ☆各地の親の会☆
                      〇新潟親の会  予定が決まりましたら更新します。
                      〇香川(四国)親の会 8月23日(日) 10時〜
                      〇群馬親の会  8月30日(日)9時30分〜

                      zoomにて開催します
                      内容:自己紹介・近況報告、リソース発表

                      新潟・香川親の会参加ご希望等は→東京親の会へ連絡
                      群馬親の会参加ご希望・お問い合わせは→群馬親の会へ連絡
                      + 森田直樹氏 コンプリメントトレーニング研修会(2018/10/21 八重洲ブックセンター)
                      + 書籍紹介


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